通風の原因と症状

痛風の原因とは

痛風の原因となる物質が、体内で生成される尿酸という老廃物です。この尿酸は、どんな人でも血液中に存在している物質ですが、「食べ過ぎ・飲み過ぎ」、「運動不足」、「過度のストレス」等と、悪い生活習慣が続くと、体内の尿酸値が上昇していきます。これが「高尿酸血症」です。そして、この状態が長い期間継続すると、やがては「痛風」を発症させるのです。

 

痛風を発症させない為には、尿酸値を上昇させない事が大切で、「尿酸の材料となるプリン体の摂取を控える」、そして「体内の尿酸の排出をスムーズにする」という2つがポイントとなります。どちらか1つ欠けても痛風の原因となります。例えば、尿酸を増やしたくないからと、プリン体を含む食事を取らないとします。すると、尿酸は生成されないと思うかも知れませんが、実はプリン体という物質は体内で自動的に大量生成される為、結果的に尿酸を生成する事となるのです。

 

ですので、暴飲暴食を控えるのは当然の事、体内の尿酸の排出をスムーズにする事も同じく大切で、その為には体内環境を改善させる必要があるのです。
生活習慣病の中に「高尿酸血症」が含まれる事からも、痛風を予防・改善させる為には、食生活を含む生活習慣そのものを改善させる必要があります。決して食生活だけ気を配っていれば良い訳ではありません。