通風の原因と症状

痛風の症状とは

痛風の最も多い特徴としては、突然に足の親指の付け根に激痛が走り、赤く腫れ上がって熱を持つことです。症状は、発作の様に突発的に現れるという特徴があり、これを「痛風発作」と呼んでいます。あくまで発作的な症状である為、10日もすれば痛みが治まるのが普通ですが、それ故に痛みが治まっても放っておき、別に問題のない症状だと決め付けてしまう人も多いのです。そして、「数ヵ月後には再び痛風発作が始まって、また痛みが引く」というサイクルを繰り返し、痛みが引いてから、次の発作が現れるまでの期間が短縮されてゆき、徐々に症状が悪化してゆくのです。

 

そうして少しずつ身体にダメージを蓄積してゆき、「尿路結石」や「痛風腎」を発症するケースがあり、症状が悪くなると合併症として「腎不全」を引き起こし、最悪の場合には「人工透析」が必要となります。実際、昔の痛風合併症による死因1位が腎不全でした。

 

しかし、現在では痛風治療も一般的となり、腎不全が死因の1位ではなくなりましたが、近頃では、他の生活習慣病との重複リスクが懸念されています。これは、生活習慣病の共通要因が「自己管理が出来ない人に多い」という事実があり、つまり言葉悪く言うと、だらしない人に多く、その様な人達は全ての生活習慣病を自ら引き寄せてしまうという事を意味しています。